霊体験

四十九日の霊

霊?白い煙の正体…
それは外出先から家へ戻る時に出会いました。
賑やかな商店街は、昔ながらの細い道の両側に個人商店が並ぶ歴史ある町の一画に有ります。
中ほどまで来た時に、後から私の歩みに合わせて付いてくる足音を耳にしました。
止まればその足音も止まり、早足で歩けば合わせて来ます。偶然に行き合わせた友人がふざけているのかと思い、足を止めて肩越しに後ろを見たのです。友人がいればそこで笑い合おうと思ったのですが、そこに見知った顔は無く、白い煙のような物が浮いていました。
どこかの商店からの煙かと考えて体ごと振り向いてみると、その白い煙は、フワリフワリと宙に浮きながら脇の小道に抜けて行きます。

「今のは何だ。」と、思いながら消えて行った先をしばらく見ていたのですが、振り向く前まで聞こえていた商店街の喧騒が、今の今まで全く聞こえていなかった事に気付いてぞっとしました。

気持ちをスッキリさせたいと思い、別の日に白い煙が消えて行った小道を歩いてみたのです。すると商店街からさほど離れていない所に、お寺が有りました。裏手は墓地になっています。

私が、白い煙を見た日に、このお寺で四十九日の法要が有ったのだと聞きました。あの白い煙は亡くなった方が、法要によって招かれた霊だったのでしょうか。それは解りませんが、今でもその時の事は、はっきりと思い出す事ができます。

猫好き 40代