稲荷神社参拝の方法。

日本には全国各地に神々を祀っている神社が存在しますが、その中でも誰しもが1度は耳にしたことがあると言われるほどの知名度を持っているのが稲荷神社です。稲荷神社は北は北海道、南は沖縄に至るまでその数は3万以上にも及び、日本で2番目に多いとされる八幡神社の2万5千を大きく上回っています。こういった数の多さも幅広く認知されている理由の一つです。

稲荷神社というと食べ物の稲荷から連想してキツネの神様というイメージを持っている人も少なくありません。しかし、正しくは稲荷神は農耕や商売を司る神様でキツネは神の使いとされています。そのため、古くから五穀豊穣や商売繁盛はもちろん、時代の移り変わりの中で良縁や病気平癒などさまざまなご利益があるのが特徴です。
神社を訪れた時に気をつけなくてはいけないことの一つにお参りの仕方があります。一口に神社と言っても祀られている神様によって参拝に方法が異なるので注意が必要です。気になる稲荷神社の参拝方法についてですが、こちらでは他とは違う特別な儀式はなく一般的な神社と同様の参拝で問題ないと言われています。

まず最初に行うのが鳥居をくぐる前に行う一礼です。神社に訪れるためにくぐるこの鳥居は家でいう玄関と言っても過言ではありません。他人の自宅に訪問をする時に黙って入るのは無礼であるのと同様に、鳥居をくぐる前の一礼は基本的な礼儀です。

鳥居をくぐって中に入ったら次に行うのが手水舎で手を清める行為になります。この時に忘れがちになってしまうのが参道を歩く時のマナーです。参道の真ん中は神様の通り道でそこを歩くは失礼に当たるため、端を歩くことを心掛けなくてはいけません。手水舎に着いたらまずは右手で柄杓を持って左手を清めます。次に持ち手を変えて反対の手を清めた後に再び右手に持ち替えて水を左手で受けて口を清めるのが一連の流れです。最後に柄杓を立てて持ち手の部分を清めることも大事なポイントになります。

しっかりと清めることができたら拝殿に足を運んでの参拝です。神社によっては拝殿に鈴やお賽銭が設置されていないケースもありますが、設置されている場合には一礼をしてから鈴を鳴らす、お賽銭を入れるのが正しい作法になります。鈴は神様に訪れたことを知らせる役割があるのでできる限り大きめに鳴らすことが大切です。稲荷神社では基本的な参拝方法が用いられることから、ここでは二礼二拍手一礼になります。お願い事は二拍手の後に行い、まず自己紹介と神様への感謝述べてから伝えるのがマナーです。参拝が無事に終わったら参道の端を歩いて帰り、神社を後にする時に鳥居に向かって一礼をすることも忘れてはいけません。