カルマとは?カルマを背負ったら、どのように生きる?

カルマとは、日本語で言うところの業にあたるものです。業自体はもともと仏教の考え方であり、行為、所作、身心の生活、活動を意味する単語です。日本人にとって分かりやすい解釈としては因果応報に相応する考えです。インド占星術の土台となっているヴェーダ哲学ではこの思想もベースとなっています。ヒンドゥー教圏でもこういった考え方は極めてメジャーなもので、東南アジアにいけば共通概念として住民が持っている思想とも言えます。

しかし、こういった思想、解釈は仏教圏だけでなく西洋でも説かれました。西洋でのカルマは仏教ではなくキリスト教の1宗派であるとも言われるスピリティズムの思想に用いられる概念です。スピリティズムでは仏教におけるリインカーネイション(日本語的に言えば輪廻転生)があるとされ、神が存在し、霊魂は不滅であると考えられており、霊界と物質界の間でコミュニケーションを取ることが可能であると考えられています。

このように宗派や地域に問わず存在するこのカルマや業といった思想は、どの宗派でも共通して輪廻転生の際に前世における善行や悪行が今世に影響を及ぼす、といったことを意味している単語です。宿命、とも解釈される事があり、その人の今世生まれる環境を決定付ける要因として捉えられています。

例えば今世お金持ちになった、有名人になれた、成功したといったいわゆる良い人生を歩めたのであれば前世に善行を積んだ結果であり、逆に貧乏になった、喧嘩が絶えない、揉め事に巻き込まれる、などといった良くない人生を歩むのであれば前世に犯した罪が原因であるといった解釈の仕方がカルマと言えるのです。

しかし、この思想に基づけばカルマによって人生のある程度のスタート地点は決まってしまうので、それでは救いが無い、という結論に至る方が多いかと思います。しかし、逆に取ればスタート地点が決まっているだけとも言えます。

スタート地点からそのまま素直に真っ直ぐ進んでいけばそれ相応の人生しか歩むことは出来ませんが、努力の余地が無い訳ではありません。悪いカルマを背負って生まれてきたと言うことは、今世良いことをして挽回せよという意味もあるのです。また、因果応報は前世と今世だけでなく、今世における過去と今とにも当てはまめる事が出来ます。上手くいかないことがあればその原因を考え、反省して悔い改め、足りない部分は努力で補っていくことで、悪いカルマを背負っていたとしても良い人生を歩むことが出来るのです。